終わり始まり・Fine inizio

“終わりの始まり”という意味ではなくて、

終わりと始まりがくっついていて表裏一体で、

いつものように眠りについて、それは一日の区切りであるかもしれないけれど、

それまでを反芻する時間でもある、というようなことを考えていた。

眠りは重たく、布団も重たく、

眠りはこの世に存在する何よりも鮮やかな色彩を持ち、

眠りの終わりと共に、霧が突然晴れて現実世界が重力を持ち、

鮮やかなそれまでのリアルは、掴みきれないまま離れていく。

終わり始まり・Fine inizio

H30W160D110(cm)2003年 
黒御影石, アクリル絵の具