キャラメルの舌感による屍体・Cadavere alla palatabilità del toffee

キャラメルの舌感による屍体

おぞましいものは甘く、甘いものはおぞましい

“甘いおぞましいもの” があるからと言って

全ての甘いものがおぞましい訳ではない。

日本語として一般的でない(屍体)

ここでタイトル中の”屍体”という言葉なんだけれども、

“屍” とはその一語で言い表さんとするものがある。

“屍体” という語は日本語としては正しいにしても、”死体”と書く方が一般的だ。

このタイトル”キャラメルの舌感による屍体“は、何やら渦巻くぼやっとしたものを定義付ける時に必要だった語の組み立て、といった感じだった気がする。

唐突にある一語へ思い入れを詰め込み、類義語の間にある微妙なニュアンスを拡大解釈、

拡大解釈を元の言葉自体に無理矢理還元させてしまう癖かもしれない。

間違った日本語が好き(癖)

小学校6年生の時のクラブ活動の選択は、文芸クラブ。

本当はもっと華々しいクラブに参加しよう、と思っていたはずなのに。

学校にいる時間も本が読めるからいいじゃないか、と決めたような気がするその年新設の文芸クラブ。

リクエストがあったから(なかったと思う)新設されたのか、先生の推薦図書推しなのか。

兎に角人気なし、部員が三人のクラブ。

よって、クラブ構成員の全員が役職持ちで、私は副部長。一番楽なやつ。

そのクラブ活動中でだったと思う、手作り絵本を作った。

タイトルが、『かげの世界の人々たち』

いや、おかしいって知ってたんですよ。

先生にも流石にちょっとそれは…的な事を言われたけど、なんだか拘ってこのままGo!

意味は分かりません。

人々たち
中身は流石に公開しない

甘いキャラメルが舌に纏わりつく(キャラメル・屍体)

歯の詰め物がすぽっと抜けそうなる、甘みの微妙な固さと香りと、歯に纏わりつく完全な陰刻の中の真空状態。

甘味は麻薬であり、ヒトを溶かす。

キャラメルは小さいので、ヒトより先にキャラメルの方が先に溶けて無くなる。

口の中に入った時点でキャラメルは既に屍体なのかもしれない。

食べ物と身体を並列、合成する試行した例は他にも。

キャラメルの”舌感”

“舌感”は、おそらく造語。

広辞苑を引いても出てこない。

「舌」の意味は、

した【舌】の解説

〜1 口腔底から突出している筋肉性の器官。粘膜に覆われ、非常によく動き、食物の攪拌 (かくはん) ・嚥下 (えんげ) を助け、味覚・発音をつかさどる。べろ。

〜 2 話すこと。言葉遣い。弁舌。「―を振るう」

(検索して最初にでてきたgoo辞書より抜粋)

よって、こんな意味が編成できる。

“舌の感覚” と “言葉の感”

つまり、
1、キャラメルを口の中で溶かす時の舌の感覚の屍体。

もしくは、
2、キャラメルのような甘い麻薬の言葉によって語られる屍体。

どちらであってもいいと思う。

キャラメルの舌感による屍体

キャラメルの舌感による屍体・Cadavere alla palatabilità del toffee

H30W45D28(cm) 2002年
小松石, ニス