ハム・Mortadella
モルタデッラという絶妙な旨味を持つ食品をご存知だろうか。
今、その旨さを思い起こしつつリンクを入れてやろうとwikipediaを検索したら、
なんとボローニャソーセージとも呼ばれている事を知った。
ここで、昔子供と一緒に観たスティッチの登場キャラ、名前は忘れた食いしん坊が「ボローニャソーセージ」だか「ボローニャハム」だか言っていたものの正体が特定できて嬉しい。
話が逸れた。
この作品を制作した頃はモルタデッラの存在を知らず、シャウエッセンか発色剤抜きの5枚入り真空パックハムが肉加工品トップ独走だった。
そこへ、直径の大きいハムをひとの発想に組み込んできた宮崎駿の天空の城ラピュタの絶大なる影響たるや。
ドーラが食べていたあれ。それが多分モデル。
原料の豚が思い起こされる直径なので、豚を思い起こしながら石を彫っていった。
そうしたら、自分になった。
骨髄・Midollo osseo
自分はハムではない。
ハムだと全部ブヨブヨしていて、しかも美味しい。
ところが自分は骨もあるし、その中には骨髄だってある。(食すると美味しいかもしれないけれども想像はしたくない。)
造血幹細胞ってやつが身体中をめぐる血液なんかを造っている。
ああ、そうか、だからハムは赤が混じってピンクなのか。(ちょっと違う)
ピンクにしておいた。アクリル絵の具で。
ピンクの石の中には、流れる血液を念頭に置いた骨髄を入れた。
そんな訳で、ハムと骨髄になった。
ドーラのハム
でもあれは、ハムの姿をした生肉なんじゃないかと思う。

ハムと骨髄・Mortadella e Midollo osseo
H30W11D25(cm)2002年
小松石, アクリル絵の具, 針金